格安ホームページ制作

125. 藤原秀郷の場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●藤原秀郷は、百足退治のお礼として米の尽きることない俵を贈られた…らしい。→注

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藤原秀郷さん、23歳。
いままさに、苦痛に顔をゆがめておるのです。
「う〜ん…こまった。胃腸薬が足りん!調子こいてドンブリ飯バッカバッカ食ってたら、腹が痛いー!」
「もっともだ!これはゆゆしき事態だ!」
横で同意するのは、父の藤原村雄です。
そう、昔から偉大な武将というのは、大メシぐらいなのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついに藤原村雄が言いました。
「秀郷、ホームページ制作をやっては?近江国瀬田界隈では、もはや胃腸薬を調達できぬ。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールするのだ!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれませぬ!」
藤原秀郷も声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、俵藤太でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、上野国衙への反対闘争に加担するのもそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまう藤原秀郷なのです。
“初めまして、藤原秀郷です。胃腸薬に難儀しております。近江国瀬田界隈の胃腸薬は、服用し尽くしてしまいました。胃腸薬をたくさんお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込む藤原秀郷。そう、昔から偉大な武将といえど、ポンポンイタタになれば弱気になるのです。

“こんにちは、藤原秀郷だよ。べつに胃下垂じゃないよ!おなかをスッキリさせる胃腸薬を持ってきてくれないか?将門を討伐するまで、セットバックは許されないのさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓藤原秀郷:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、俵藤太でした。

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「あ、ども…藤原秀郷ともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
では藤原秀郷様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、鎮守府将軍です。んで、お腹が痛いので胃腸薬を集めたいのです。」

「鎮守府将軍ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、藤原秀郷だよ。べつに胃下垂じゃないよ!〜”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つ藤原秀郷。

「う〜ん…まずお聞きしますが、胃腸薬を集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱしテレビで奮闘中のフードファイターかな?ギャラをたくさん稼ぐ為、胃腸薬は必需品だろう!」

「はい、するとまず“テレビで奮闘中のフードファイター”“胃腸薬”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれるメンバーさんの活動エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くで収録中のフードファイターさんじゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、日テレがある東新橋ですね?あとはフジがある港区台場とか、あのへんまでエリアを広げますか?関テレとか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“東新橋で収録中の、フードファイターさんへ:藤原秀郷が胃腸薬を所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、胃腸薬を提供してくれませんか?出自が藤原北家魚名流なので、身元はたしかです。キャベジンコーワSの無色ガラスビン入りがベスト!港区台場のスタジオで奮闘中のあなたも、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから武将としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、胃腸薬を提供してくれたフードファイターさんに与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『平定した下総国猿島郡の土地をチョッコッと贈呈コース』、または『平定した唐沢山の土地をチョッコッと贈呈コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜藤原秀郷の最新無軌道日記 “大蛇を踏みつけ、橋を渡れ!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきった藤原秀郷。おどろくなかれ、1週間もすると手元に胃腸薬がわんさかさ。今日も服用してガンガン大メシくらいつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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