格安ホームページ制作

121. アーサー王の場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●アーサー王は、「これを引き抜いた者は王となるだろう」と書かれた台座から剣を引き抜き、王権を手にした…らしい。→注

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アーサー王さん、19歳。
いままさに、窮地に陥っておるのです。
「う〜ん…こまった。オロナインがない!ずっと剣の柄を引っぱってたので、手の皮がむけていたい!」
「もっともでございます!ゆゆしき事態でございます!」
あいづちをうつのは、魔法使いのマーリンです。
そう、昔から偉大なというのは、ここぞというトキの無理をいとわないのです。

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徐々に緊迫する場の空気。ついにマーリンがいいました。
「アーサー様、ホームページ制作をおやりになっては?ケルト界隈では、オロナインを調達できませぬ。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールされては!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれん!」
アーサー王も声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、ケルトの英雄でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、巨人退治もそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまうアーサー王なのです。
“初めまして、アーサー王です。オロナインに難儀しております。手の皮がむけてズキズキいたします。オロナインをお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込むアーサー王。そう、昔から偉大なというのは、いかにケガであえいでいても熟慮を怠らぬのです。

“こんにちは、アーサー王だよ。べつに見栄っ張りじゃないよ。オロナインを持ってきてくれないか?手が握れないと、歓喜のガッツポーズをキメられないのさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓アーサー王:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、ケルトの英雄でした。

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「あ、ども…アーサー王ともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
ではアーサー王様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、英国の伝説的王です。んで、おててが痛いので、オロナインを手にいれたいのです。」

「英国の伝説的王ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、アーサー王だよ。べつに見栄っ張りじゃないよ。オロナインを持ってきてくれないか?〜”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つアーサー王。

「う〜ん…まずお聞きしますが、オロナインを集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし森林伐採業者かな?傷だらけになるから、オロナインは必需品だろう?」

「はい、するとまず“森林伐採業者”“オロナイン”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれる伐採業者さんの勤務エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くの森じゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、関東じゃ秩父山ですね?あとは伊豆の修善寺とか、あのへんまでエリアを広げますか?佐渡島とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“秩父山界隈でご勤務中の森林伐採業者さんへ:アーサー王がオロナインを所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、オロナインを提供してくれませんか?ブリテンの歴史に名をなすので、身元はたしかです。子供向けの2.5g入り試供品でも全然OK!修善寺界隈で奮闘中の貴方も、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから皇帝としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、オロナインを提供してくれた伐採業者さんに与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『皇帝レオから奪う財宝贈呈コース』、または『キャメロット城に居候さしたげるコース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜アーサー王の最新奮闘日記 “ビヴァ!円卓の騎士たち!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきったアーサー王。おどろくなかれ、1週間もすると手元にオロナインがわんさかさ。今日も両手をベタベタにつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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