格安ホームページ制作

119. 高長恭の場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●名だたる美丈夫の高長恭は、その美貌が兵卒たちの士気を下げることを恐れ、常に怖い顔の鉄仮面をつけて戦っていた…らしい。→注

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高長恭さん、25歳。
いままさに、窮地に陥っておるのです。
「う〜ん…こまった。鉄仮面がない!敵兵どもになめられてしまう!戦にならん!」
「もっともだ!ゆゆしき事態だ!」
あいづちをうつのは、父の高長恭シニアです。
そう、昔から偉大な英傑というのは、思わぬ欠点に持ってたりするのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついに高長恭シニアが叫びました。
「息子よ、ホームページ制作をやれ!?芒山界隈では、鉄仮面を調達できぬ。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールするのだ!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれません!」
高長恭も声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、後の尚書令でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、戦もそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまう高長恭なのです。
“初めまして、高長恭です。鉄仮面に難儀しております。優男ではハッタリが効きません。鉄仮面をお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込む高長恭。そう、昔から偉大な英傑というのは、いかに顔が良くても熟慮を怠らぬのです。

“こんにちは、高長恭だよ。べつに自意識過剰じゃないよ。鉄仮面を持ってきてくれないか?ルックスでビビらして、異民族を討伐さ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓高長恭:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、後の尚書令でした。

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「あ、ども…高長恭ともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
では高長恭様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、北斉の皇族です。んで、イケメンを隠す為、鉄仮面を手にいれたいのです。」

「北斉の皇族ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、高長恭だよ。べつに自意識過剰じゃないよ。鉄仮面を持ってきてくれないか?〜”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つ高長恭。

「う〜ん…まずお聞きしますが、鉄仮面を集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱしルイ王朝時代の牢獄管理者かな?刑罰の為、鉄仮面は必需品だったろう?」

「はい、するとまず“ルイ王朝時代の牢獄管理者”“鉄仮面”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれる牢獄管理者さんの勤務エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くの牢獄じゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、有名なバスチーユですね?あとはピネローロとか、あのへんまでエリアを広げますか?サントマルグリット島とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“バスチーユで囚人を監視中の牢獄管理者さんへ:高長恭が鉄仮面を所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、鉄仮面を提供してくれませんか?いずれ大司馬になるので、身元はたしかです。スケ番刑事がかぶってたヤツでもぜんぜんOK!ピネローロでご勤務中の貴方も、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから王としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、鉄仮面を提供してくれた牢獄管理者さんに与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『ブンどった北周の土地、贈呈コース』、または『ブンどった北周の財宝、贈呈コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜高長恭の最新マスク日記 “顔を隠して鎧かくさず!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきった高長恭。おどろくなかれ、1週間もすると手元に鉄仮面がわんさかさ。今日も仮面をつけたまま、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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