格安ホームページ制作

115. カリギュラの場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●カリギュラはローマ皇帝になったらアタマおかしくなっちゃって、満月に向かい話しかけてた…らしい。→注

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カリギュラさん、25歳。
いままさに、苦痛に顔をゆがめておるのです。
「う〜ん…こまった。シップ薬が足りん!夜空を仰ぎ続けたんで、首の筋肉が痛い!」
「もっともだ!これはゆゆしき事態だ!」
横で同意するのは、親友のアグリッパ1世でです。
そう、昔から偉大な暴君というのは、自ら苦渋をかかえるモノなのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついにアグリッパ1世が言いました。
「カリギュラ、ホームページ制作をやったらどうだ?ローマ界隈では、もはやシップ薬を調達できぬ。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールするのだ!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれん!」
カリギュラも声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、ガイウス帝でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、こんどは画面をながめ必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまうカリギュラなのです。
“初めまして、カリギュラです。シップ薬に難儀しております。ローマ界隈のシップ薬は、もう使い尽くしてしまいました。シップ薬をたくさんお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込むカリギュラ。そう、昔から偉大な暴君といっても、人並みに考え込んだりするのです。

“こんにちは、カリギュラだよ。べつに醜聞まみれじゃないよ!首の激痛を和らげるシップ薬を持ってきてくれないか?お月様とは、まだまだ会話したいコトがいっぱいあるのさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓カリギュラ:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、ガイウス帝でした。

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「あ、ども…カリギュラともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
ではカリギュラ様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、天下無双の暗君です。んで、凝った首をラクにする為シップ薬を集めたいのです。」

「天下無双の暗君ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、カリギュラだよ。べつに醜聞まみれじゃないよ!〜”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つカリギュラ。

「う〜ん…まずお聞きしますが、シップ薬を集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし肩こりマッサージの経営者かな?店の宣伝の為、シップ薬もって駆け参じてくれるんじゃないか?」

「はい、するとまず“肩こりマッサージの経営者”“シップ薬”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれる経営者さんの在所エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くで開業されてる肩こりマッサージじゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、水商売の人が仕事後深夜に来院するJR池袋駅前ですね?あとはJR代々木駅前とか、あのへんまでエリアを広げますか?新橋とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“池袋駅界隈の、肩こりマッサージ経営者さんへ:カリギュラがシップ薬を所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、シップ薬を提供してくれませんか?とりあえずまだ皇帝ですので、身元はたしかです。ピップエレキバンなどのマグネット系でも全然OK!JR代々木駅駅前界隈の貴院も、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから暴君としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、シップ薬を提供してくれた経営者さんに与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『わが親衛隊に護身させたげるコース』、または『コロッセウスのイベントかぶりつき観覧コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜カリギュラの最新暴君日記 “皇帝だ!皇帝だ!皇帝だ!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきったカリギュラ。おどろくなかれ、1週間もすると手元にシップ薬がわんさかさ。今日もせっせと首を冷やしつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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