格安ホームページ制作

111. 小豆洗いの場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●小豆洗いは、川のほとりで小豆を洗いその音に気をとられた人間を川べりに誘導し溺死させ喰う…らしい。→注

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小豆洗いさん、571歳。
いままさに、アタマをかかえておるのです。
「う〜ん…こまった。小豆がない!川べりで洗浄し自己アピールができん!これではただの変わりモンになってしまう!」
「もっともだ!ゆゆしき事態だ!」
横でうろたえるのは、父の小豆洗いシニアです。
そう、昔からメジャーな妖怪というのは、自己主張がけっこう激しかったりするのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついに小豆洗いシニアが言いました。
「息子よ、ホームページ制作をやったらどうだ?村界隈では、もはや小豆を調達できぬ。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールするのだ!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれません!」
小豆洗いも声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、愉快犯でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまう小豆洗いなのです。
“初めまして、小豆洗いです。小豆に難儀しております。洗浄音をたててないと自分が自分でなくなります。小豆をお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込む小豆洗い。そう、昔からメジャーな妖怪というのは、いかにせっぱつまってもこだわりを貫くのです。

“こんにちは、小豆洗いだよ。べつに自己顕示欲は強くないよ。小豆を持ってきてくれないか?いっとくけどべつにお赤飯炊くワケじゃないよ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓小豆洗い:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、愉快犯でした。

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「あ、ども…小豆洗いともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
では小豆洗い様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、日本古来の妖怪です。んで、村人達にアピールする為、小豆を手にいれたいのです。」

「日本古来の妖怪ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、小豆洗いだよ。べつに自己顕示欲は強くないよ。小豆を持ってきてくれないか?〜”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つ小豆洗い。

「う〜ん…まずお聞きしますが、小豆を集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし小豆相場で失敗した先物好きかな?家中に小豆が積まれて困ってるから、いちもにもなく協力してくれるんじゃないか?」

「はい、するとまず“小豆相場で失敗した先物好き”“小豆”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれる先物好きさんの在住エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くに住んでる先物好きじゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、浜町ですね?あとは銀座とか、あのへんまでエリアを広げますか?大井町とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“浜町界隈の小豆相場で失敗した先物好きさんへ:小豆洗いが小豆を所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、小豆を提供してくれませんか?肉体労働に耐えられる根性の持ち主なので、身元はたしかです。丹波や馬路産の大納言がベスト!銀座で失敗中の貴方も、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから妖怪としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、小豆を提供してくれた先物好きさんに与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『台所の汚れたお皿を洗ったげるコース』、または『夕飯のお米を砥いだげるコース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜小豆洗いの最新ライフワーク日記 “小豆洗おか、人取って喰おか!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきった小豆洗い。おどろくなかれ、1週間もすると手元に小豆がわんさかさ。気合を入れて砥ぎをかましつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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