格安ホームページ制作

11. 赤井御門守の場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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赤井御門守、37歳。
いままさに、ヨダレをたらしておるのです。
「う〜む・・こまった。さんまが出てこない。せっかく再び目黒にきたのに。ひもじいぞよ。」
「さんまはいけませぬ!下衆庶民の食べる下衆魚でございます!」
横から必死に止めるのは、お供の三太夫です。
そう、昔から偉大なバカ殿様というのは、庶民の食べ物が好きなのです。

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針のむしろの晩御飯。三太夫が言いました。
「殿、ホームページ制作は如何?目黒にある茶屋だけでは、さんまは集まりませぬ。・・そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の嗜好を強烈にアッピールされては!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはよいかもしれん!」
御門守も声をうわずらせます。藁にもすがる思いのごもんのかみでした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、妾馬などそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまう赤井御門守なのです。
“はじめまして、赤井御門守です。旨いさんまが食べたくて目黒に滞在しております。さんまがないと、どうにもこうにもたまらんぞよ。1本でも2本でも大歓迎、至急お持ちくださらんか?”

「う〜ん・・ちょっとカタいかな・・。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込む赤井御門守。そう、昔から偉大なバカ殿様というのは、バカなのに考え込む人が多いのです。

“赤井御門守である。さんまをふるまってたまわんか?目黒だから、脂の載ったさんまがたくさん採れる筈だぞよ。さんまうまいうまい!”

「くだけすぎじゃ。どうもうまくいかん・・。」
↓赤井御門守:独白
う〜ん・・マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない・・かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、ごもんのかみでした。

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「あ、ども・・赤井御門守ともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが・・。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
では御門守様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、御大名です。んで、脂の載ったさんまを食いたいのです。」

「御大名様ですか、う〜ん、なるほど・・。では、ご自身でいま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい・・いいですか?“赤井御門守である。さんまをふるまわんか?目黒だから、脂の載ったさんまが〜。”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つ赤井御門守。

「う〜ん・・まずお聞きしますが、さんまを集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の存在を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどんな業種の人に?」

「う〜ん・・やっぱし茶屋の主人かな?奴ばらが串に刺して採ってきたさんまは、ほどよく焼けててうまかったぞよ。」

「はい、するとまず“茶屋の主人”“さんま”この2語が不可欠ですね。そして募集する若者達の居住エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、とても来れないような遠くにいる人に訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、ご自身滞在されてる目黒ですね?あとは恵比寿とか、あのへんまでエリアを広げますか?渋谷・原宿とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「ふ〜む・・恵比寿でもとれるのか。そうだな、まぁ・・それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は・・たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“目黒界隈の、さんまを出す茶屋の主人へ:赤井御門守です。”

紹介文
“目黒の宿泊先に至急かけつけ、さんまを献上するぞよ!串に刺さったままの、採れたてのアツアツが所望じゃ。お江戸の秩序がかかっておるぞよ!大至急はせ参じよ。さんまうまいうまい!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレがコツです。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それからお大名としての自己紹介・経歴・・まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね・・。」

「つぎに褒美概要・・つまりどのようなご褒美を、さんまの提供者に与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえばえ〜と・・『火焔太鼓下賜コース』、『地武太治部右衛門の切腹観覧コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の切羽詰った状況をご自身が実況する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜赤井御門守の最新さんま速報“それはいかん!さんまは目黒に限る!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ・・さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきった赤井御門守。おどろくなかれ、3日もすると手元にさんまがわんさかさ。口のまわりをギトギトにして、ひとりモニターをのぞいては検索エンジン&アクセス解析を、交互にチェックしほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り・・どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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