格安ホームページ制作

109. さるかに合戦の猿の場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●さるかに合戦の猿は、「種を植えれば成長して柿がたくさんなるよ。」とカニをだまし、柿の種でおにぎりをせしめた…らしい。→注

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さるかに合戦の猿さん、17歳。
いままさに、アタマをかかえておるのです。
「う〜ん…こまった。柿の種がない!アホのカニをだましおにぎりをゲットできん!」
「もっともだ!ゆゆしき事態だ!」
横でうろたえるのは、お父さん猿です。
そう、昔から偉大な霊長類というのは、他の動物を利用しアドバンテージを積み重ねるのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついにお父さん猿が言いました。
「これ息子や、ホームページ制作をやったらどうだ?この界隈では、柿の種を調達できぬ。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールするのだ!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれません!」
さるかに合戦の猿も声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、エテ公でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、歯をむき出すのもそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまうさるかに合戦の猿なのです。
“初めまして、さるかに合戦の猿です。柿の種に難儀しております。さすがになにもネタが無くては、人をだませません。柿の種をお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込むさるかに合戦の猿。そう、昔から偉大な霊長類というのは、考えるコトにより進化し続けるのです。

“こんにちは、さるかに合戦の猿だよ。べつに二枚舌じゃないよ。柿の種を持ってきてくれないか?おにぎりと交換し炭水化物を補給するのさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓さるかに合戦の猿:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、エテ公でした。

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「あ、ども…さるかに合戦の猿ともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
ではさるかに合戦の猿様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、単なる詐野野郎です。んで、純朴なカニからおにぎりを搾取する為、柿の種を手にいれたいのです。」

「単なる詐野野郎ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、さるかに合戦の猿だよ。べつに二枚舌じゃないよ。柿の種を持ってきてくれないか?〜”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つさるかに合戦の猿。

「う〜ん…まずお聞きしますが、柿の種を集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし高級クラブの経営者かな?少ない投資で巨利を得る為に、柿の種は必需品だろう?」

「はい、するとまず“高級クラブの経営者”“柿の種”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれる経営者さんの店舗エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くの高級クラブじゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、なんといっても銀座ですね?あとは六本木とか、あのへんまでエリアを広げますか?錦糸町とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“銀座界隈の高級クラブの経営者さんへ:さるかに合戦の猿が柿の種を所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、柿の種を提供してくれませんか?如才が無いので、身元はたしかです。100均で売ってる安物で十分OK!!六本木でご営業の貴方も、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから詐欺師としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、柿の種を提供してくれた経営者さんに与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『海の水で洗ったお芋贈呈コース』、または『箱を重ねてバナナを採るコツ伝授コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜さるかに合戦の猿の最新だまくらかし日記 “猿も木から落ちる”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきったさるかに合戦の猿。おどろくなかれ、1時間もすると手元に柿の種がわんさかさ。水割りあおってポリポリやりつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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