格安ホームページ制作

106. 二宮金次郎の場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●二宮金次郎は、薪を担いで歩きながら本を読んでた…らしい。→注

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二宮金次郎さん、11歳。
いままさに、アタマを抱えておるのです。
「う〜ん…こまった。目薬がない!眼精疲労でこめかみがつらい!移動中の時間を有効に使う、という規範を示せん!」
「もっともです!背中にチカラが入ってると、目の疲れもはなはだしいモノです!」
横で同意するのは、門人の冨田高慶です。
そう、昔から偉大な思想家というのは、ワーカホリックであるケースが多いのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついに高慶が言いました。
「先生、ホームページ制作をやられては?小田原界隈では、なかなか目薬を調達できませぬ。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールされては!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれん!」
二宮金次郎も声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、希代の農政家でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、わらじを編むのもそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまう二宮金次郎なのです。
“初めまして、二宮金次郎です。目薬に難儀しております。小田原界隈ではなかなか目薬を入手できません。目薬をお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込む二宮金次郎。そう、昔から偉大な思想家というのは、考え込むのが大好きなのです。

“こんにちは、二宮金次郎だよ。べつに活字中毒じゃないよ!こめかみの疲れを和らげる、目薬を持ってきてくれないか?頑張って学問して、飢饉対策に一直線さ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓二宮金次郎:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、希代の農政家でした。

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「あ、ども…二宮金次郎ともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
では二宮金次郎様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、実直な勤勉家です。んで、目をいたわる為目薬を集めたいのです。」

「実直な勤勉家ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、二宮金次郎だよ。べつに活字中毒じゃないよ!〜。”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つ二宮金次郎。

「う〜ん…まずお聞きしますが、目薬を集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱしゲーム好きのニートくんかな?リュック背負い下むいてケータイゲームしながら信号渡ってるから、目が疲れるんじゃないか?」

「はい、するとまず“ゲーム好きのニートくん”“目薬”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれる経営者さんの在所エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くをうろついてるニートくんじゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、当然アキバですね?あとは有楽町とか、あのへんまでエリアを広げますか?新宿西口とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“秋葉原をうろつく、ゲーム好きのニートくんへ:二宮金次郎が目薬を所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、目薬を提供してくれませんか?小田原藩内では顔なので、身元は確かです。サンテドウーなどの既製品でも全然OK!有楽町界隈にいるあなたも、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから勤勉家としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、目薬を提供してくれたニートくんに与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『就職先を世話したげるコース』、または『両親を説得して理解を求めたげるコース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜二宮金次郎の最新点眼日記 “ひと・ひとみ・すこやか!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきった二宮金次郎。おどろくなかれ、1週間もすると手元に目薬がわんさかさ。今日もせっせと歩きながら点眼しつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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