格安ホームページ制作

105. 本多重次の場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●本多重次は、豊臣家が人質として家康に差し出した秀吉の母・大政所のいる建物の周辺に薪を大量に積みあげ、上洛した家康の身になにかあればただちに焼き殺す姿勢を見せた…らしい。→注

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本多重次さん、62歳。
いままさに、アタマを抱えておるのです。
「う〜ん…こまった。薪が足りん!「母を火あぶりにするぞ!」と恫喝し秀吉をビビらせるコトができん!」
「ごもっともでございます!ゆゆしき事態でございます!」
横で同意するのは、嫡男の本多成重です。
そう、昔から偉大な武将というのは、なにかしらちょっと極端なモノなのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついに成重が言いました。
「父上、ホームページ制作をやられては?三河界隈では、これ以上薪を調達できませぬ。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールされては!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれん!」
本多重次も声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、鬼作左でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、一向一揆鎮圧などもそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまう本多重次なのです。
“初めまして、本多重次です。薪に難儀しております。三河界隈の薪だけではちょっと足りません。薪をたくさんお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込む本多重次。そう、昔から偉大な武将というのは、ひたすら完全主義者なのです。

“こんにちは、本多重次だよ。べつに苛烈じゃないよ!屋敷の回りを積み囲める量の、薪を持ってきてくれないか?徳川は、秀吉なんぞに一歩も引かないのさ!”

「挑発的すぎる。どうもうまくいかん…。」
↓本多重次:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、鬼作左でした。

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「あ、ども…本多重次ともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
では本多重次様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、三河三奉行の一人です。んで、秀吉を牽制する為薪を集めたいのです。」

「三河三奉行の一人ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、本多重次だよ。べつに苛烈じゃないよ!屋敷の回りを積み囲める量の薪を、持ってきてくれないか?〜。”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つ本多重次。

「う〜ん…まずお聞きしますが、薪を集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱしカチカチ山のタヌキかな?柴刈りの帰り、薪を背負って歩いてるハズだ。」

「はい、するとまず“カチカチ山のタヌキ”“”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれるタヌキさんの生息エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くで悪さしてるタヌキじゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、マタギさんが多い秋田の山奥ですね?あとは岩手の山奥とか、あのへんまでエリアを広げますか?熊本とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“秋田山奥で老夫婦にいたずらしてる、カチカチ山のタヌキさんへ:本多重次が薪を所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、薪を提供してくれませんか?松平以来の家臣なので、身元は確かです。固形燃料などの既製品でも全然OK!岩手の山奥を跳梁跋扈するあなたも、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから忠臣としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、薪を提供してくれたタヌキさんに与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『うさぎが後ろから火をつけたら一報したげるコース』、または『まにあわず燃え上がっちゃったら消火したげるコース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜本多重次の最新クンロク日記 “一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきった本多重次。おどろくなかれ、1週間もすると手元に薪がわんさかさ。今日もせっせと積み上げつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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