格安ホームページ制作

1. ソクラテースの場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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ソクラテースさん、31歳。
いままさに、アタマをかきむしっておるのです。
「う〜ん…こまった。弟子が集まらん。対話が行えん。生活がキツい!」
「何が哲学よ!屁理屈こねずに、日雇い仕事でもなんでもしなさいよ!」
火のような怒声を脇から浴びせるのは、悪妻のクサンティッペです。
そう、昔から偉大な芸術家や学識者というのは、目先の生活など度外視しちゃう人が多いのです。

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針のむしろのような夕飯の席。クサンティッペが言いました。
「あんた、ホームページ制作でもやったら?アテナイにいる友達のクチコミだけじゃ、お弟子さんは集まらないわ。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の哲学を強烈にアッピールしちゃうのよ!」
「うーん、なるほど。ホームページ制作か!そいつはいいかもしれん!」
ソクラテースも声をうわずらせます。藁にもすがる思いの哲学の祖でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作一週間!』系の本を買いこみ、瞑想などそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまうソクラテースなのです。
“初めまして、ソクラテースです。哲学に浸りませんか?相手の考えを向上させることができる対話を、行いましょう。同好の方々、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込むソクラテース。そう、昔から偉大な芸術家や学識者というのは、ひたすら悩みまくる人が多いのです。

“こんにちは、ソクラテースです。みんなで哲学しませんか?、アポロンの宣託通り、はたして自分が最も知恵があるのか?たしかめてみよう!みんなよっといで。とっても楽しいよ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓ソクラテース:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、哲学の祖でした。

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「あ、ども…ソクラテースともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
ではソクラテース様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、哲学です。んで、弟子を集めたいのです。」

「哲学ですか、なるほど…。では、ご自身で一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、ソクラテースです。みんなで哲学しま〜。”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つソクラテース。

「う〜ん…まずお聞きしますが、お弟子さんを集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の存在を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのくらいの年齢の人に?」

「う〜ん…やっぱし若者かな?かれらは年寄りとちがってだまされやす…いやいや、とっても純真無垢だから。」

「はい、するとまず“哲学”“若者”この2語が不可欠ですね。そして募集するお弟子さんの居住エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、とてもかよって来れないような遠くにいる人に訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、ご自身お住まいになるアテナイですね?あとはシラクサとか、あのへんまでエリアを広げますか?スパルタとか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“哲学をしてみたいアテナイ・シラクサの若者達へ:ソクラテースです。”

紹介文
“アテナイにつどい、みんなで哲学しませんか?賢人達が、自分は博識であると主張する思いあがりについて、哲学で対話しましょう。シラクサにお住まいの若者も大歓迎!お気軽にご連絡ください。お電話24時間受付!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレがコツです。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから哲学者としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに業務概要…つまりどのような哲学を、いくらくらいで若者に叩き込んであげれるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば1時間コースと2時間コース、または『カウンセリングルームにて哲学の祖と対話コース』、『実際に街角で、通行人に問いかけようコース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、毎日の情報をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む方の親近感はさらにアップ!
〜ソクラテースの最新問答日記 “今日も、哲学しちゃったよ!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきったソクラテース。おどろくなかれ、2ヶ月もするとお弟子さんがわんさかさ。きょうもお弟子さんたちとの対話がおわり、ひとりモニターをのぞいては検索エンジン&アクセス解析を、交互にチェックしほくそえむ毎日なのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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